V2Hが対象で個人でも申請でき、新車車両購入が前提ではない「DER補助金」ですが、令和3年度の申請受付は8月18日に終了してしまいました。当初の予定12月より大幅に早まった原因は「予算消化」。V2H対象の申請受付は蓄電池に比べ始まるのが遅く、受付期間わずか1週間の“狭き門”となりました。
DER補助金の前提になる「DER実証実験」の前身、「VPP実証実験」が3ヶ年計画であったことから考えて、令和4年も同様の補助金が予想されます。
補助金が出る場合にも、
・前回同様に、申請受付期間が短期間になる可能性が高い
・申請につかう具体的な情報を早い段階で揃える必要がある
ということから、補助金を活用した設備導入をお考えのお客様には「早い段階でのご準備」をお勧めいたします。現在既に複数のお客様が申請準備を始められ、三創もお手伝いさせて頂いております。
三創サイトの「DER補助金」のご案内ページに、補助金活用の流れを掲載しております。実際にV2Hの設置をする場合には、お客様には手続きの流れと過去事例での日程、確認事項のシートをお渡しして、申請の準備を開始しております。
確認事項の例として
・申請はパソコンから入力 ※確定した見積もり金額が必須
などがあり、実際のお手伝いの場面ではさらに詳しくお話をいたします。
シートの実際の内容や、ご案内しております内容につきましては、どうぞお問い合わせページをご利用くださいませ。
令和3年の暮れに発表された「令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」、公式の案内ページ(経済産業省)が出ていますね。
12月24日の更新で、次の文が追加され
「※2.令和4年度予算案の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」や「燃料電池自動車の普及促進に向けた水素ステーション整備事業費補助金」とは異なる予算事業となります。令和4年度予算事業の内容は本ページに記載しておりません。」
令和4年度の補助金の内容(対象者・対象設備・金額など)は「また、のちほど」のようです。
【ざっくり意訳】令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」は……
(1)クリーンエネルギー自動車(EV,PHV,PHEV,HV/令和3年11月26日以降の新車/車載コンセントかV2L,V2Hで電気を取り出せる)購入費の一部
→個人・法人・地方公共団体など
(2)EV,PHV,PHEVに充電するための設備購入費・工事費の一部(機種詳細は未発表/令和4年1月現在)
→法人・地方公共団体など
(3)水素ステーションなどの整備費活動費の一部
上のうち(2)の「充電設備」対象の補助金が、個人の設備導入に活用できない(受付対象でない)のが残念です。3月にきまる「令和4年度予算」ではどうなるのか?……気になるところです。
参考:
(経済産業省)令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/cev/cevr3/cevinfrastructure.html
(財務省)令和3年度予算
https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2021/fy2021.html
(産経新聞web)[令和4年度予算案の焦点③]EVに加えクリーンディーゼル車も補助 脱炭素推進で政府
2021/12/24 16:22
https://www.sankei.com/article/20211224-HJSGW4JGUBPMLPOJ4FTXJEG2NA/