【ジャパンモビリティショー】見学レポート

EVの話って、クルマの話だけじゃない

「モーターショー」じゃなくなった、納得の内容

2025年11月7日(金)ジャパンモビリティショーに行ってきました。

(今回、再レポートになります。

前回はこちら「ジャパンモビリティショーを見学してきました」※写真たくさん載せましたので、ぜひご覧いただきたいです

前の名前(2019年まで)は「東京モーターショー」。こちらが耳に馴染んでいる方も多いと思います。
現在のJAPAN MOBILITY SHOW という名前は前回の2023年から。一般向け開催は今回2回目になります。

会場をじっくり歩いて、「変わったの、やっぱり名前だけじゃないな」と感じました。

私たちの「移動」の未来が広く深く変わりつつある最前線を見た思いです。

 

そこで見えた「電気自動車(EV)がつなぐ未来」の話、どうぞお付き合いください。



EVは、いろんなところにやってきて「生活」「社会」を便利にしてくれる

今回のショー「最大の驚き」は、特定の新型EVではありませんでした。
「乗り物」の範囲を超えつつある、電気動力の「モビリティ」の多様性です。

 

会場には、従来の乗用車の概念を覆すような、実に様々なEVが展示されていました。高齢者や都市部での利用を想定した機動性の高い2人乗りの小型EV、日々の移動や物流を支えるEVスクーターや小型の配達用車両、公共交通の主役であるバスの電動化、そして自動販売機と駆動部を一体化させるなど、移動以外の機能を持つモジュラー式のEVユニットまで。

 

自動車の最大の機能「移動・輸送」にEVが接続することで、モビリティは"ラストマイル"(配達直前の)配送、高齢者支援、公共交通といったそれぞれの用途や場面に定着していくのではと思います。

一見ゴルフカートみたいな超小型(1〜2人乗り)EV。都市部や住宅街での短距離移動に向いています。
これまでの自動車を「よそ行きに適した、高級な革靴」「どんな道でも走れる万能なスニーカー」に例えるなら、展示されていた2人乗り小型EVは、「近所の買い物や散歩に最適な、軽くて履きやすいサンダルやルームシューズ」にあたりそうです。



EVシフト、思ったより速い。広い。

会場を歩いていて感じたのは、EVへのシフトがもはや特定のメーカーの取り組みではなく、業界全体の普遍的な流れになっているという事実です。

トヨタ、ダイハツ、スズキ、ホンダといった日本の主要メーカーはもちろんのこと、海外メーカーのブースでもEVが主役として展示されており、まさに「EVシフトの時代」が到来したことを肌で感じました。

特に印象的だったのは、かつてガソリン車として親しまれていたモデルがEVとして生まれ変わって展示されていたことです。これは単なる新モデルの発表ではありません。既存のブランド認知度と設計資産を活用し、EV市場への移行リスクを低減しつつ、消費者の抵抗感を和らげるという、既存・古参メーカーの"したたかな戦略"といえます。


「働くクルマ」も「寄り添うクルマ」も。

ショー全体を通じて、もう一つ感じたのは、業界の関心が「いかにしてEVを作るか」から「人々はEVをどう受け入れるか」へと移行しつつあることです。

これは、EVが「目新しい技術」から本格的な市場普及期へと成熟しつつあること物語っています。メーカーが「売るために準備する」に集中していた段階から、「ユーザーがそれを選ぶかどうか」に注目する段階に移ってきていると感じました。

 

会場で目にしたキャッチフレーズが象徴的。

《そうだ、みんなでクルマを作ればいいんだ。》

 

この言葉が示唆するのは「クルマをスマホみたいに組み合わせて完成する未来」

オープンソースのハードウェアプラットフォームやモジュール設計が主流となり、ユーザーコミュニティが開発に参加する、ソフトウェア業界のような共創モデルが自動車産業にも到来する未来かもしれません。

スズキ「MITRAコンセプト」多様なロボットの足回りとして活用できることを目指し、開発中の電動ユニット

 

多様なニーズに合わせて機能をこなす汎用的な駆動部。

まだ開発中ということですが、実用化されたらどんなものが「手元」や「現場」に届いてくるのかと期待が膨らみます。

 

これまでの自動車が「特定の用途に合わせて作られた専用の道具」だったのに対し、展示されていた汎用駆動部は、「載せるアプリ(販売用とか検査用とか)次第で、姿や役割を自由に変えられるスマートフォンの基盤」のような存在に進化いくEV、なのかも。



これから来る「モビリティ社会」

ジャパンモビリティショーが示した未来は、単なる「ガソリン車から電気自動車への置き換え」ではありませんでした。

まとめてみるなら……

①乗り物の概念を拡張する多様性

②予想を上回る速さと広がりで進むEVシフトそして

③技術から利用者へと焦点が移る市場の成熟

 という3つの大きな発見に集約されます。

 

この先の「クルマのある暮らし」、

あらゆる用途に特化した無数のモビリティが街に溢れる世界なのか?

それとも少数の万能なプラットフォームが支配する世界なのか?

ショウにはその「答え」まではありませんでしたが、

私たちユーザーにも「どっちがいい?これから決まっていくけど?」と問われていたのかもしれません。

"Google NotebookLM"にレポート相談したら作ってくれたプレゼン画像。

さすがに「モーター」の時代が終わったりはしないと思いますが、新時代はすぐそこ…かも?
(トップページのぬいぐるみ画像はChatGPT。かわいく作ってくれました♡)